庄原の葦嶽山、天空の路を行く

2024年_6月_6日

赤川交差点の近所発、北東へ向かい葦嶽山の二つの登山口を見て帰る

 

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
縮尺は、右下の+-でお好みの尺度で見てください
使い方は、左上の[基本地図]の ▼ 白地図、航空写真、簡易地形図が選べます
Google Map では、使い方の変更が突然あります、逆らえません、従ってください

 

 
三次の高谷山などに自転車で向かっていると、次も登山的自転車をやってみたくなるもんです。
山の稜線近くまで自転車で登れるとなると、庄原の葦嶽山なんぞは向いているんじゃないかい。行ってみよう。
庄原の中心市街から自転車を走らせるのは時間と労力の無駄遣いだね。庄原郊外の峰田町の近辺で駐車できる場所を探そう。
峰田町の赤川交差点を突き抜けて、国道432号線を総領町のほうに500メートルも行ったところの道が膨らんでいる。ここに駐車しよう。ここなら迷惑をかけることはないだろろうしね。
下り坂を下って、赤川交差点を通らない抜け道がある。ここで国道を離れる。里道へ進むのだよ。
本村川を渡る。橋の名前は不明、橋に銘板がないのだもの.。
昔々は商店が集まっていたのだね。今はどこも商売を畳んで仕舞屋の風景になってしまっている。
家並が終わって、たんぼの中を駆けていく。最初に高速道路の中国道に出会う手前に、上谷町と看板がある。突き当たりの山に登ったことがあるが、これはちょっと覚えておいてね。
高速道路の下を潜ってその先に向かう。この先は平凡な道が続いている。山裾が開けたその向こうに大きな山が見えている。
山の名前は権現山、その背後に大黒目山が控えている
2006年11月_9日 大黒目山、古道時々やぶ (登山篇)
2008年11月22日 大黒目山、古道時々やぶ2 (登山篇)
2019年10月_9日 正規の登山道から登る大黒目山3 (登山篇)
権現山の山裾に蘇羅比古神社が鎮座している。権現山の権現とは蘇羅比古神社のことだろうね。
県道からは鳥居の頭の部分だけが見えている。今日は忙しいから、鳥居の頭だけ見て参拝した気分になっておこうかね。
もう一度中国道の下を潜って、ここからはちょっと坂道の傾斜が増す。
交通標識があって、ここから野谷へ向かうのだよ。即ち、葦嶽山へ向かうのだよ。庄原市内でもここでも葦嶽山ではなく日本ピラミッドの名前で売り出している。両者は同じ山なんだよ。
野谷の集落内に入って行く。案内板があって、葦嶽山に登るには二つのコースがあると教えてくれる。
左折すれば野谷コース、舗装路を入って行けば最終地点は砂利道でマイクロバス数台置いても駐車できる余地がある。もちろん自転車はここまで。
引き返して、さっきの分岐点まで戻ってきた。ここからは灰原コースへ向かおう。
実はねぇ、県道が新規に建設し直されているのですよ。わたしが葦嶽山に登った頃は、まだ工事が始まらない旧道の頃、それと、工事が始まったその工事中に車を乗り入れたもんだよ。
ということで、県道422号線が新道になってから始めて踏み入れるのだ。坂がきつくなって途中から自転車を下りて押して登っている。
自転車を押して歩いていると、郵便配達のバイクが通り過ぎた。間もなく引き返してきた。へぇぇ、この先に郵便の配達先があるのだ。誰かが住んでいるのだ。
やっとのことで峠の上までたどりついた。県道は反対斜面に進んで行くが、三叉路をさらに上へと登らなきゃならない。
カーブミラーに姿が写っている、はい、パチリ
峠の位置について語っておくとね、県道422号線の通る峠から西に大山があるのだよ。大山の麓は大谷町で、峠から葦嶽山へ向かう舗装路の範囲は大谷町に属するのだ。
2017年10月31日 庄原の大山に登る、総水山岩月山は諦める (登山篇)
で、葦嶽山の頂上はどこに属するのか、地図表現がむにゃむにゃとなっていて判断が付かないのだよ(by Mapion)。大谷町か本村町か、どっちなんだろうね。
稜線の道は下り坂になってきた。このあたりに民家などないじゃないか。さっきの郵便配達はどこに向かったんだろ。
推測すると、峠から南に下り坂を下る。最初に是本集落がある。ここは大谷町に属して、赤川郵便局の配達範囲なのだ。
次の集落が田尻集落、ここは総領町に所属していて、郵便の配達範囲は総領郵便局から、ということになる。
ということで、稜線の向こう側まで本村側は支配が及んでいたのだ。鎌倉時代か室町時代の地頭が強かったんだろうね。
なんだ、頼りない、奪われたものなら押し返せばええやん。
いいえ、豊臣秀吉の天下惣無事令が効いたんですよ。軍事行動を起こすと攻め滅ぼされるのです。現状維持するしかしょうがなかったのだよ。惣無事令は徳川家康も引き継いだのだよ。
眼下に大谷町なのか総領なのか深い谷底が見えている
どうやら登り坂はおしまい、下り道になってきた。ほぼ水平な道を自転車を漕いでいこう。まさに天空の路を行っているのだよ。
葦嶽山への登山路分岐が見えてきた。この道を行っても良し、次の登山口から行っても良し。
1999年_7月10日 日本のピラミッド、葦嶽山 (登山篇)
2000年_3月20日 再び葦嶽山、野谷から (登山篇)
2007年_4月12日 葦嶽山、野谷コース、灰原コース (登山篇)
2010年_2月13日 車をデポして往復、葦嶽山4 (登山篇)
舗装路の最終末端までやってきた。ここで弁当にしよう。林道の荒れ道は奥に行っているが、自転車の行ける道ではない。ここまでだね。
さて、引き返そうかね。
稜線の自転車道をゆったりと戻る。峠まで戻って、ここからがオオゴトなのだよ
県道の下り坂の傾斜がとんでもなく下がっているのだよ。勾配を計算すると、約13%もある。登りで12.9%、下りで14.9%。中間をとって13%。
これでは自転車に乗れないなぁ。押して下ろう。民家のあるあたりまで戻るとなんとか普通の傾斜になる。ここから自転車に乗ろう。
4年前、下り坂で制御不能になって転倒したことがある。足の骨を骨折した。それ以来、下り坂には腰が引けているのですよ。怖い。これは危険だという限界が見える。
野谷コース灰原コースの分岐案内のところまで戻ってきた。
このへんはルンルンで走れるのだよ。庄原帝釈峡を結ぶ県道23号線まで戻ってきた。主要県道ではあるが、そんなに交通は頻繁ではない。ダンプに怯えずに自転車を走らせられる道なのだよ。
快適な下り坂で赤川交差点まで戻ってきた。赤川交差点で国道432号線に乗るんだよ。ここから駐車場所まではほんのわずかだ。さぁ、帰ってきたぞ。
2009年_5月29日 庄原から帝釈峡往復 (自転車篇)
2017年11月13日 江の川水系、馬洗川支流、本村川に沿って往復 (自転車篇)
2020年12月12日 帝釈峡に行く予定が、中山峠で断念 (自転車篇)
2021年_7月14日 蘇羅比古神社、本社から分社へ (自転車篇)

 

  標高   隣との標高差 出発からの距離 隣との距離差 区間の勾配
スタート地点 296m
県道分岐 387m 91m 7222m 7222m 91/7222=1.3%
登山路案内板 428m 41m 8291m 1069m 41/1069=3.8%
野谷登山口 473m 45m 8961m 670m 45/670=6.7%
登山路案内板 428m 45m 9698m 737m 45/737=6.1%
607m 179m 11709m 2011m 179/2011=8.9%
灰原登山口 665m 58m 12915m 1206m 58/1206=4.8%
605m 60m 14216m 1301m 60/1301=4.6%
県道分岐 428m 177m 16114m 1898m 177/1898=9.3%
ラスト地点 296m 132m 24976m 8862m 132/8862=1.5%

 別ページ、轍のページに、断面図=プロフィールマップがあります。傾斜の凹凸はそっちのほうがより感覚的に理解できると思います。


道の膨らみに駐車 野谷への分岐 葦嶽山への案内 野谷登山口
峠の分岐 灰原コースの駐車場 本村の県道に戻る 赤川交差点
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