蘇羅比古神社、本社から分社へ

2021年_7月14日

3時の位置から12時の位置へ、庄原の市街地経由で帰る

 

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グーグルマップを見ていました。あれ、見も知らぬところに、蘇羅比古神社と書いてある。
国土地理院の地図にも、ゼンリンの地図にも、Mapion、MapFan の地図にも書いてないのに、そう書いてある。昭文社のロードマップにも神社の名前は書いてないよ。
これは探しに行かなきゃなるまいて。確かめに行かなきゃなるまいて。
庄原・本村の谷に入って、蘇羅比古神社に近いあたりが道が膨らんでいる。そこに駐車する。
自転車を引き出して、いざ、これから漕いでいく。
街道から鳥居が見えている。巨木なのだよ。昔、地元のおじいさんから聞いたところでは、宮島の鳥居の次に大きいと言っていた。そうかい、そうかい、そりゃそうなんだろうね。反論はしませんよ。
1999年_7月10日 日本のピラミッド、葦嶽山
2000年_3月20日 再び葦嶽山、野谷から
2007年_4月12日 葦嶽山、野谷コース、灰原コース
2010年_2月13日 車をデポして往復、葦嶽山4
すぐに参拝路がある。参拝路を行かずに県道をこのまま進むと、中国道の高架下を通って、吉備谷の集落に入る。そこからは足嶽山へ入る分岐なのだ。日本ピラミッドのほうが名前が通っているかな。
参拝路をえんやえんやと漕いで登る。続かないから下りて押して歩く。案内板があって、左だと教えてくれる
ここが蘇羅比古神社、入口に鳥居と神門がある。参道を進んで本殿の前に進む。本殿の横に由緒の案内板がある。祭神は神武天皇と他とある。蘇羅比古についての記述がないよなぁ。
蘇羅比古について検索したが由緒については不明、出雲の神でも大和の神でもないみたい。ここローカルの神なんでしょうね。
2006年11月_9日 大黒目山、古道時々やぶ
2008年11月22日 大黒目山、古道時々やぶ2
神社の背後から大黒目山に登ったことがある。最初に登った時はまだ道があった。二度目に登ったときはもう道が定かじゃなかった。
神社から下りて、県道を少したどって、本村自治振興センターがあって、その先の十字路を右折する。県道23号線から県道422号線に移行するのだ。
山越えの道だがそんなに苦しい道ではない。ごく普通の登り。登り詰めたあたりに分岐がある。
2019年10月_9日 正規の登山道から登る大黒目山3
この分岐から篠津池に向かうのだ。池に行く手前に大黒目山への登山路があるのだ。こっちのほうがポピュラーな道なのだ。
そっちには行かずに左に向かう。下りの道になる。どんと下ると信号交差点がある。永末小学校前の交差点と言えば伝わるかなぁ。
その交差点を右折、ちょっとした登りがあって、その向こうで国道183号線に合流する。西城川に沿って遡行する。
高駅の前を通る。取り立てて言うほどの駅ではありません。普通の駅です。
高道路、高を迂回するバイパスが合流して、そこから最初の橋が五反瀬橋、橋の対岸にガレージ桜という修理工場がある。
川から離れて山麓へ、このあたりが目指す蘇羅比古神社かな、見つけたものはどうも墓地だよなぁ、宗教的遺跡にしては心に落ちるものがない。
道の傍に猿田彦大神の石碑を見る。周囲を見ても、蘇羅比古も猿田彦も、社なり祠なりその種のものは見当たらない。まぁ、ええとしよう。帰ろう。
引き返して、永末小学校から来た道との交差点名が夜灯、石造りの夜灯が立っている。本村自治振興センターから離れてここにも夜灯があった。この近辺ではそういう社会貢献が普通にある風習なんだね。
国道を行かずに西城川に沿って下ろう。途中省略で、備後庄原駅の近くまでやってきた。
2019年12月_9日 近郷近在、庄原駅前の大仙山
ちょっと脇道するね。柳原橋のたもとに立つ。川向こうの谷の奥に見えている山が大仙山、この山を最後に山登りを止めたのですよ。
メジャーな山は何度も登った。マイナーな山もだいぶ登った。モチベーションが途切れたんですよ。今は、自転車のほうに集中してます。
庄原駅の駅前広場が整備されている。以前はごちゃごちゃしていたがすっきりと整頓されている。
駅前の坂道を登っていくぞ。ここが庄原市役所、ここが庄原中学校前、市街地での最高地点なんだね。
下って、新庄町交差点、国道183号線と国道432号線が交差するところなんだよ。南へ、国道432号線の道を進んでいく。
とろとろと登り坂で、ここが庄原郊外の最高地点かな。エネオスのガソリンスタンド前、大きな池があるところ。馬の背ピークに溜め池を築いてある。よくあることだが、これでよく水がたまるもんだね。
ここあらは下り坂、あっという間に峰田の信号交差点に到着する。
2017年10月31日 庄原の大山に登る、総水山岩月山は諦める
ここからは登り坂、途中で上谷町への看板がある。上谷町へ行くと、大山への登山路があるんだよ。大山とはね、葦嶽山の続きの山なんだよ。
本村の谷を漕いでいこう。どうもトラックの風圧が押し寄せる。避けるために、旧街道に進路を変える。
手持ちの水を呑みつくして、自動販売機の缶コーヒーを買う。おや、当たりだ。もう一本。でもねぇ、自動販売機だけに店は閉まっているいるのだ。もう一本は諦めて屑籠に捨てなきゃならない。
閉校した本小学校の門が残っている。本村の本小学校、どこかおかしいところがあるかね。いやいや、おかしいでしょう。
なんぼ自治体名が本村だからといって、本小学校はおかしいよ。合併してもやはり本小学校を貫くのもおかしいよ。
閉校して、本小学校、本村小学校のトラブルに蓋をした。賢い結末です。
さぁ、帰ってきたぞ。ぐるっと一周して帰ってきた。
途中、バラバラと大粒の雨が降ってきた。長くは続かずそれきりだった。車で帰る途中、思い切り雷が鳴って大雨が降ってきた。寸前で雨を避けてよかったなぁ。
追記
帰って、GPSの軌跡をカシミールに落としてみました。あれぇ、高の蘇羅比古神社を手前で錯覚して届いていない。行けてない。
翌日、もう一度蘇羅比古神社まで再訪してみましたよ。
猿田彦大神の石碑の近くに車を置いて、自転車は使わず、歩いて探してみる。
あった、送電線に沿った位置にあるのだ。見つけた。
地図をここに残しておきますね。〇で囲んだところに神社がある。この地図は国土地理院2万5千図。
神社の鳥居の扁額には「祈皇運万世」珍しいね、普通は神社の名前があるもんだが、スローガンが書いてある。
石段の上に本殿がある
由緒書きの案内板がない。本殿の扁額には「天満宮」とある。探してみたが、蘇羅比古神社の名残りなどどこにもないぞ。
聞いてみようにも、どこにも人影が見えない。
車を走らせて、たんぼの中に人を発見、聞いてみよう。
すみません、ちょっと聞きますが、グーグルマップに蘇羅比古神社と名前があったので訪ねてみたのですが、あの神社の名前は何と言うんですか。
なんぼ地図に名前があってものぉ、わしらぁ、菅原神社と言うとりますがのぉ。ありがとうございます、あ、後ろから車が来た、邪魔してどうもすみません。
菅原神社なら天満宮だよなぁ。グーグルマップ、どこから蘇羅比古神社という情報を手に入れたんだろう。
グーグルマップと親密なのはゼンリンだが、ゼンリンの地図には天満宮と名前が入っている。ゼンリンからの情報ではないよなぁ。
変だとは思ったのだよ。ローカルな神がごく近隣に分社なり末社なりを造営する、そんなことあるものだろうか、やはりありそうもないお話しだよねぇ。
出雲の神、大和の神が各地に分社・末社を勧請する、造営するのはよくあることです。
ローカルな神が全国展開するのは、大分県の宇佐八幡神社、八幡さんは全国どこにでもあります。
天神さんも、起こりが九州大宰府だとしたら、ここも全国どこにでもある。
大国主命が大黒さんとして全国展開する、スサノオノミコトが、祇園神社・八坂神社・弥栄神社・天王神社・須賀神社・氷川神社を各地に広める。
蘇羅比古神社に、そこまでのパワーはなかったみたいです。
グーグルマップに蘇羅比古神社と書いてあった証拠を残しておきます。ほら、こんな目パチクリのこともあるんです。
前に通った自転車のコース
2009年_5月29日 庄原から帝釈峡往復
2013年_6月10日 庄原~西城、集中豪雨の惨状の跡
2016年_4月30日 JR芸備線沿線、備後落合から三次まで
2016年_9月27日 西城川を遡上、三次~庄原~西城
2020年12月12日 帝釈峡に行く予定が、中山峠で断念

 

  標高   隣との標高差 出発からの距離 隣との距離差 区間の勾配
出発地点 356m
蘇羅比古神社 394m 38m 515m 515m 38/515=7.4%
山越えの道へ 346m 48m 1651m 1136m 48/1136=4.2%
篠津池分岐 405m 59m 3595m 1944m 59/1944=3.0%
国道に合流 255m 150m 8640m 5045m 150/5045=3.0%
猿田彦石碑 279m 24m 12419m 3779m 24/3779=0.6%
庄原駅 247m 32m 21147m 8728m 32/8728=0.4%
郊外の最高地点 308m 61m 26000m 4853m 61/4853=1.3%
峰田交差点 282m 26m 27130m 1130m 26/1130=2.3%
出発地に戻る 356m 74m 33270m 6140m 74/6140=1.2%

 

道の膨らみ 蘇羅比古神社 篠津池分岐 永末小学校前

国道に合流 五反瀬橋 猿田彦大神石碑 備後庄原駅
庄原市役所 市街地最高地点 郊外最高地点 峰田交差点
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