2005年8月4日
しぇるぱ単独
山域:広島県庄原市

毛無山シリーズ、吉田毛無山

 

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麓の集落から吉田毛無山を広島県には毛無山がいくつもあるんですよ。隣の岡山県と合わせると、なんぼになるんだろう。
そのなかでも、庄原市の高野町にはみっつもあるんで有名です。
今まで登った山を数えてみると、福田頭(地図では毛無山)比婆山山群の毛無山高野町の毛無山、大毛無山、これからもどんどんコレクションを重ねて行くぞ。
高野町の毛無山への道を曲がらずにまっすぐに、高野町の中心部が新市、ここで国道は北に曲がって島根県を目指します。
かなり山に近づいて、おおぬき市場百姓庵と名乗る野菜の無人スタンドが見えてくる。営業していない日もあるようなので、目印には不向きかもしれないね。
毛無山展望台から大万木山を道路情報という看板があるので、これを目印にすれば間違うことはないでしょう。ここで曲がるんだよ。
ここから市道というか林道というか、篠原集落までは市道だが、そこから先は林道の道を行くんだね。
行く時は毛無山がどれか判らないけど、帰り道で振り向けば、市道の真正面にそびえる山が目指す山だった。
集落の終わりのあたりで、幅広の道が左へ曲がって行く、これが正しい道なんだろうなぁ、なんだい、すぐに行き止まりじゃないか。
たった一軒か二軒のために過剰な投資をしたもんだね。この起債の返済の段取りはどうするつもりかね。
まっすぐに細い道を進んで行く。はるか向こうの山腹にガードレールが光っているから、あそこを目指すに違いないぞ。峠の切り通しも見える、目標はあそこだね。
毛無山展望台から吉田毛無山をもっと悪い道を覚悟していたが、快適な舗装で走りやすい道だよ。峠の切り通しに到着しました。
切り通しの広場は島根県側を見渡す駐車場になっている、県民の森として、島根県が整備したその一環なんだね。
まずは地図看板を見て概要を把握しようね。「島根県県民の森頓原吉田地区自然観察ゾーン」、ふんふん、大万木山を中心に整備したんだね。
この毛無山が吉田毛無山といわれる由縁がわかったぞ。吉田村と高野町に接してあるんだ、それで吉田毛無山と区別して言うわけかい。
駐車場の山際に石碑がある、
緑風洗人心りょくふうじんしんをあらう、大蔵大臣竹下登書、へぇぇ、こんなところで巨頭の揮毫を見ようとは思わなかったよ。
稜線から吉田毛無山を大物の石碑がある以上、これから先の道は整備に整備を重ねていると思って間違いはないだろう。
山道に入ってすぐに、新生坊展望台、アズマヤがある。
谷向こうに見える山が等検境、前に大万木山に登ったとき、等検境の看板を見て、山らしからぬ名前だなと印象を持ったもんだよ。
道は島根県だから北側斜面、ちょうど日陰になるから具合がええぞ。緑のトンネルの中を行くんだね。
道の造りは抜群にええ、バラスを敷いて雑草が生えないように邪魔をしてある。
いったん、山の頂きに出る、ここから大万木山が横長に見える、頂上は北の稜線の延長線にあるんだがね。
毛無山展望台の標柱のむこうに毛無山が見える、うむ、あの方向へ歩いて行くのだな。
頂上部はブナの純林国土地理院の地図では今いるところが毛無山となっているが、標識では、この先が毛無山と書いてある。
別に三角点があるのでもなく、地図上に補助名を添えてあるだけなんだから、地元の意見に従おうよ。吉田毛無山はあっち。
蛇がいる、銭形紋、頭のカタチ、こいつはマムシに違いないな。ドスン、ドスン、地面を踏み鳴らして追っ払うのがやっとこさだな。
駐車場の掲示に、動物植物採集禁止、ただし、マムシ毒虫は退治しても可、とあった。退治どころか、ビビッてよう手出しできんよ。
だんだんとブナが目立つようになってきた。山腹のブナは伐採されたようだが、稜線の境木は残してあるものね。
数百年のブナなんだろうが、若木は伐採斜面に広がってはいないね。ササの勢力に負けて背丈が延びていない。ササの背丈を越すと一挙に勢力が逆転するんだがね。
吉田毛無山展望の効く稜線に出たぞ。吉田毛無山が見える。麓の高野の集落が見える。毛無山・大毛無山・猿政山の山群が見える。
吉田毛無山の斜面の傾斜はなかなかのものだよ。踏ん張りながら一歩一歩稼いでいかなきゃならない。
登りきると、ブナの純林だよ。山頂一帯は手付かずで残してあるので、純林が確保されたんだね。
山頂標識がある、毛無山と書いてあるが、吉田毛無山と別名で覚えておこうな。
この先は、道はあるけど先で細くなっている、向こうに見えるのが鉄屋山なんだろうが、今日はここまでにしといたろ。
夏の暑い日の山登りは、今日のように、木陰が多くて短時間で往復できる、ショートなコースがぴったりだね。

参考 毛無山コレクション
2003年 9月 2日 福田頭は地元名、毛無山は官の名前
2004年 5月18日 比婆山群、牛曳・伊良谷・毛無山
2005年 7月18日 今は毛がある、毛無山、大毛無山
2005年10月21日 毛無山シリーズ、毛無山(けなしがせん)
2005年11月 3日 比婆山群、毛無・伊良谷・牛曳2
2006年 5月25日 毛無山シリーズ、一旦休憩、大暮毛無山
2007年 3月29日 雨上がりの比婆山群毛無山
2008年 7月 5日 鳥取市の毛無山、全部舗装路
2008年 7月19日 比婆山群、牛曳・伊良谷・毛無山4
2008年 8月31日 毛無山シリーズ、毛無山けなしがせん
2008年11月 6日 今は毛がある、毛無山、大毛無山2
2010年 9月29日 別名毛無山の福田頭ふくだがしら
2011年 4月21日 毛無山シリーズ、吉田毛無山2
2011年 5月25日 吉田毛無山から、鉄屋山、鯛ノ巣山

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