2011年5月25日
しぇるぱ単独
山域:島根県奥出雲町

吉田毛無山から、鉄屋山、鯛ノ巣山

 

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毛無山展望台から毛無山を実はね、四日前の21日にここに来たんですよ。吉田毛無山から鉄屋山を越えたのだ。
三角点はあるが山名標識がないので、ここは鉄屋山なのだろうか、もっと奥の山がそうかもしれない、とそのまま進んだんですよ。
春の感覚のままで水を500mlしか持って行かなかった、今はもう夏だね、このまま進むと水がなくなるので引き返したんですよ。
で、帰ってみると、GPSの電池が切れていて、ログが取れていない。どこまで進んだのか判らないのでページ化するのを諦めたんですよ。
これはいかんなぁ。さっそく改めて出直して、鉄屋山にもう一度行ってみなくちゃならんな。
庄原市高野から国道432号線を進んで、県境手前で谷の道へ入る。篠原という集落で、しのはらと読むか、しのんばらと読むか、HP編集者のなかには拘りが強いひともいます。
コブの上から毛無山を集落の上に張り出した山は鉄屋山ではないだろう。鉄屋山はもっと奥にあるはずだ。毛無山はここからでも見えている。
林道を登って、ここが島根県境、麓からも見える切り欠きがあって、島根県民の森が整備されていて、新生坊駐車場に車を駐車しておく。
アズマヤがあって、そのまま進んで、毛無山展望台に到着。向こうに吉田毛無山が見えている。
振り向くと、大万木山、等検境が見えていて、その背後に三瓶山が見えている。等検境の背後、三瓶山と大江高山の間にある山は沖の郷山なのだよ。
地図によっては、この毛無山展望台のことを毛無山と名付けているのもあるが、地元の標識が毛無山展望台と案内しているのだから、地元の意思に従おうよ。
吉田毛無山どんと鞍部まで下りて、ふたたび登り直す。けっこう高い山なのに無名の峰でしかないのは気の毒なことだね。このままではコブとしか言いようがない。
ここのコブの上からは吉田毛無山が全貌を見せてくれる。
どんと下りて、また階段道を登って行かなきゃならない。県境だからジグザグに道を付けるのは具合が悪いのだろう。
直線的な道だから、たたらを踏んで後ずさりすることもある。とてとて。よろよろと言うより、こう言ったほうが実態に合っているかな。
登りました、吉田毛無山。地図には毛無山と出ております。
この周辺に毛無山はなんぼでもあるんですよ、たちが悪いことに接近している、別名を付けて、それぞれを区別しないと混乱してしまう。
鉄屋山と鯛ノ巣山島根県旧吉田村と広島県旧高野町の間の県境にあるんですよ。世間では、吉田毛無山と呼んでおります。
山頂から鉄屋山が見えている。その背後に鯛ノ巣山の姿も見える。ぽっこりぽっこり、二つの山頂が見えている山が鯛ノ巣山なんだよ。
さぁ、そっちのほうへ歩いて行こう。道は、草刈り枝切りをしたのは一昨年くらいかな、いったん整備すると、しばらくは置き去りになるみたいだよ。
ユニークなブナがある。マンモスの牙とも見えるし、だっこしようと両手を差し出しているようにも見える。
ここが芦谷別れと標識が出ている。この先も、ここまでも、エスケープルートの標識はここにしかない。
いやというほど直線の、めちゃめちゃ傾斜のきつい斜面を登れば、鉄屋山の三角点となる。
鉄屋山鉄屋山とは、たたら製鉄業者の山だと連想できる。たたら製鉄には大量の木炭が必要なんですよ。鉄屋さんは即ち、山主でもあるわけだよ。
四日前に来たときには、ここが鉄屋山とは信じにくかった。山名標識がない。三角点が赤く塗ってある。
今までの経験では、三角点には色を塗ってないもんです。自治体の石柱、山主の石柱には色を塗って区別している。
三角点は三角点として、別のところに鉄屋山があるかもしれないと、この先に行って探したもんです。
県境に沿って歩いて、ここから北向きに道を変える。県境から離れて島根県の中に進んで行くのだ。
植生が矮小になって、風景が開いている。手近の峰が1020峰、次の峰と1020峰との中間に986峰が透けて見える、それらの前衛に隠れて、鯛ノ巣山はここからは見えないのだ。
鯛ノ巣山前衛の山四日前はここまで歩いて、今日はここまで、と引き返したわけです。手持ちの水が少ないのでここが限界だった。
ここから先は始めての道、ここがそう、と確認することなく1020峰を通り過ぎる。次の峰も、986峰も、格別な特徴があるのではなく、通り過ぎる。
986峰の北斜面、ここのブナ林は美しい。吉田毛無山からずっとブナ林の中を通って来たのだが、ここでは林床の笹の背丈が低くて見栄えがする。
このあたりが、鉄屋山・鯛ノ巣山間の最低鞍部なのだな。ここから先は登り一方になるのだ。
巨大な岩があって、岩に沿って道がある。ロープが設置してあって、それを頼りに登るように設定してある。
岩の上に登ると、県境の猿政山、大毛無山が正面に見えている。振り返ると、来たコースがよくわかる。
ブナ林左から右に目を移すと、あれが1020峰だろうな。左に視線を戻すと、鉄屋山。うんと左の峰が吉田毛無山。1020峰と鉄屋山の背後に大万木山がそびえている。
歩き始めて、次の岩が弁当岩。ここが弁当岩とは最初は知らなかったのですよ。
鯛ノ巣山で案内標識を見て、へぇぇ、あそこが弁当岩だったのかと後から知ったのですよ。
ここで弁当を食べると、正面には広島県が見えている。県境手前の篠原集落から王貫峠、そこから視線を引き寄せると島根県になる。
弁当岩から鯛ノ巣山までは草刈がしてあって道がよくなる。
細い尾根を抜けると、前方に看板が見えてくる、そこが鯛ノ巣山の頂上になるのだ。
鉄屋山・毛無山・大万木山鯛ノ巣山の北側は伐採してあって展望がよく効く。宍道湖が見える。出雲市の出雲ドームも見えている。
宍道湖の西半分は見えるとしても、宍道湖の東半分から中海方向は手前の山に阻まれて見えないのだと思う。
さあて、帰ろうか。
弁当岩から次の大岩へ戻る、この大岩がこれほど大きいとは登るときには認識していなかった。登るのに精一杯で岩を見る余裕もなかったんだね。
あとは来た道を戻るだけ。
9時間も歩いたのに、距離は12キロに満たない。たったそれだけ?嘘だろう、ずいぶん長距離を歩いたように思うがなぁ。
歩いた距離はともかくも、登ったり下ったり、延々と峰から峰へのサーフィンをしたのだもの、距離以上に疲れたのだろうね。
鯛ノ巣山さぁて、駐車場まで戻ったぞ。
参考
2003年12月4日 中国、雲南、鯛ノ巣山
参考 毛無山コレクション
2003年 9月 2日 福田頭は地元名、毛無山は官の名前
2004年 5月18日 比婆山群、牛曳・伊良谷・毛無山
2005年 7月18日 今は毛がある、毛無山、大毛無山
2005年 8月 4日 毛無山シリーズ、吉田毛無山
2005年10月21日 毛無山シリーズ、毛無山(けなしがせん)
2005年11月 3日 比婆山群、毛無・伊良谷・牛曳2
2006年 5月25日 毛無山シリーズ、一旦休憩、大暮毛無山
2007年 3月29日 雨上がりの比婆山群毛無山
2008年 7月 5日 鳥取市の毛無山、全部舗装路
2008年 7月19日 比婆山群、牛曳・伊良谷・毛無山4
2008年 8月31日 毛無山シリーズ、毛無山けなしがせん
2008年11月 6日 今は毛がある、毛無山、大毛無山2
2010年 9月29日 別名毛無山の福田頭ふくだがしら
2011年 4月21日 毛無山シリーズ、吉田毛無山2

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります



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でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


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