世羅西、大和(三原)、豊栄(東広島)を行く、2巡目

2024年_9月26日

せらにし支所発、大和町、豊栄町の隣接地を経て、戻る

 

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
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Google Map では、使い方の変更が突然あります、逆らえません、従ってください

 

 
ここは世羅町、西世羅支所、合併前は旧世羅西町役場の駐車場なんですよ。
ここを出発、南に向かう。美波羅川を渡って小国南の信号交差点を越える。ここからはせっせせっせと登って行く坂道なのだよ。
坂道ったって自転車が登れないほどの傾斜ではない。ゆるゆるだらだらと登って行くのだよ。
思い出せばこの地点、ほぼ2ケ月前の7月30日、この地点でギブアップしたんですよ
天気予報は熱中症警戒アラート発令中、坂道はどうってことはないが、朝の9時台に焼け付くような太陽光線、この先体力が持たない、と体にアラート音が鳴り渡りました。これは無理だ、引き返そう。
それからは、8月、9月と熱中症警戒アラートが静まるのを待っていました。もうええだろう、最高気温が35度を超えることは無いし、今日が再チャレンジなんですよ。
木陰から日なたに出ると、ガツンと殴られるような気温の衝撃はないし、荒々しいトゲトゲの日光はカゲを潜めている。
ひたすらの登りは終わって、山の上の集落を抜けて行く。
ここの集落名が見田、集落の南の山に大仙神社があるんですよ。その山の中に県道が敷設された。大仙神社の後ろ側は切り開かれて丸見えになって、神社の静謐はどこへ行ったことやら。
ここから平らなところを進んで行くと、世羅町と三原市大和町の境界になる。平らなところに境界があるから違和感がある。それもそのはず、極めて人工的な境界なんですよ。
明治のころは世羅郡はもっと巨大だった。周辺がぼろぼろと隣接の町村に合併して離れたんですよ。
三原市大和町の町役場がある下徳良も、もともとは世羅郡に所属していたのだ。
浄土真宗西本願寺派世羅の構成を見てもらえば、世羅郡以外の寺が多いのに驚くと思うよ。江戸時代にはグレート世羅郡があったのだ。周辺が隣接の村々と合併してスモール世羅郡に縮んだのだ。
浄土真宗西本願寺派世羅は江戸時代のまま変わっていないから現状と食い違っているのだ。
三次市三和町、東広島市豊栄町、三原市大和町、三次市甲奴町、26の寺で世羅を名乗っているが、10の寺が世羅の外になっている。世羅の住所なのは16の寺だけなのだ。
境界からは登ったり下ったり、おおむねこのあたりがコースのピークじゃなかろうか。溜め池があって、このあたりが最高地点だろうと思うよ
もうちょっと進むと、分水嶺の看板がある。日本海江の川と瀬戸内海芦田川を分ける分水嶺なのだ。
この先は一挙に下る坂道、今走っている道は県道45号線、平地に下りると、県道161号線に乗り移って進む。
大和町は錦鯉の産地、新潟県の旧山古志村が最大の産地、大和町は二番目の産地なんだね。このあたり一帯に錦鯉の養殖池がある。病原菌を嫌うから山際の源流で養殖するのだよ。
その養殖池の前に分水嶺の看板が立っている
この先が三原市大和町と東広島市豊栄町の境界になる。
境界すぐ近くに魚ヶ筒石神社の案内があるが、これ、地域の神社なのかねぇ、個人的な神社のような気がするよ。新興宗教なのじゃなかろうか。
ここからはゆるゆると坂道を下って行く。霊峰天神嶽登山口と看板が立っている。ここは東登山口、西登山口もあるのだよ。一番距離が短いのはここ東登山口からだね。
2003年_9月25日 広島県中央の天神嶽
2005年_1月25日 中天神嶽、西天神嶽、東天神嶽
2006年_4月_8日 中天神嶽、西天神嶽、東天神嶽2
2011年_2月21日 天神嶽、やぶに突っ込むバリハイルート
2013年_6月22日 吉原西登山口から天神嶽5
吉原川を渡って、吉原で道が二分している。左へ、上流に向かえば、豊栄町の中心地へ向かう。ここは、右へ、下流に向かうのだよ。
この先に谷を跨ぐ橋がある。新馬場田橋、旧道は谷底を通っている、橋は上空を通って、新道を経由するようになっている。もちろん、川に沿って下る道もあるのだよ。川から離れる道を進むのだ。
ゆるゆる登って、東広島市豊栄町と世羅町の境界に出る。ここも境界としては不自然でしょ。そりゃそうだ、分離合併で世羅郡から離れていった境界だもの。不自然で当然。
帰り道での最高地点がここ、峠には人家があって、真ん中に賽の神の石碑があって、その両側に金毘羅神社と熊野神社を祭った祠がある。ここを(仮称)賽の神峠と呼ぼうか。
ここで始めて気が付いた。このコース、前にも自転車で走っているじゃないか。始めての道だと思い込みながら走っていた。この峠で、やっと来たことがあると気が付いた。
ここから先はずっと下りだ。思い出した、思い出した。美波羅川に出会って、黒川集落で橋を渡るのだ。
ここからは県道を走って、小国の集落、県道のバイパスと旧街道の道との分岐点になるんだね。
ここの商店街は完全に壊滅状態なのだ、自動車販売店くらいしか残ってはいない。食べ物屋、衣料品店、薬局、全部店を畳んでしまっているよ。
旧商店街を走り抜けて、旧役場まで帰ってきました。気温も手ごろで、坂道もゲキサカはないし、久しぶりに快適なサイクリングを楽しんだよ。
2010年_5月17日 天神嶽山麓を一周 (自転車篇)
2012年_1月16日 世羅郡世羅町、自転車で一周 (自転車篇)
2012年_6月10日 美波羅川、水源地まで探索、往復 (自転車篇)
2019年_6月10日 美波羅川、水源地まで探索、往復 2 (自転車篇)
2020年_1月24日 世羅町、世羅西、斜めに往復 (自転車篇)
2020年_2月10日 三次・川西、世羅、三原・大和を行く(県道45号線) (自転車篇)
2020年_2月21日 前回間違えた分岐から、世羅、三原・大和を行く(県道45号線) (自転車篇)
2020年_2月27日 江の川、芦田川、沼田川、水源地を行く (自転車篇)
2021年_1月27日 世羅西、大和(三原)、豊栄(東広島)を行く (自転車篇)

 

  標高   隣との標高差 出発からの距離 隣との距離差 区間の勾配
せらにし支所 372m
世羅・大和境界 489m 117m 3489m 3489m 117/3489=3.4%
最高地点 524m 35m 5796m 2307m 35/2307=1.5%
大和の平地へ 479m 45m 6734m 938m 45/938=4.8%
大和・豊栄の境界 497m 18m 7772m 1038m 18/1038=1.7%
吉原分岐 378m 119m 12010m 4238m 119/4238=2.8%
賽ノ神峠 477m 99m 15168m 3158m 99/3158=2.5%
黒川分岐 364m 113m 18568m 3408m 113/3408=3.3%
せらにし支所 372m 8m 20658m 2090m 8/2090=0.4%

 別ページ、轍のページに、断面図=プロフィールマップがあります。傾斜の凹凸はそっちのほうがより感覚的に理解できると思います。


世羅町役場せらにし支所 見田の大仙神社 世羅町と三原市の境界 最高地点 分水嶺
山から平地へ 三原市と東広島市の境界 天神嶽の看板 東広島市豊栄町吉原
東広島市と世羅町の境界 世羅町での峠 黒川の分岐 小国の市街地
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