高谷山のコースは一本だけじゃない。高谷山の脊梁を自転車で走ったらこれで終わりじゃない。粟屋西から馬池谷を横断してみて、こんなコースも引けるな、と絵姿が目に浮かんできました。
毎度おなじみ、まちづくりセンターに車を置く。ここから自転車を引き出して出発だ。
可愛川の土手に出ると高谷山がいっぱいに広がっている。寿橋の向こうに展望台が見えている。てっぺんの杉の木の森の前に見えているでしょ。
寿橋は渡らない。交通が繁多だからね。上流の粟屋橋を渡る。橋の向こうには元粟屋村の村役場があったり、郵便局、交番、小学校、コミュニティセンターがある。粟屋の中心はここなんだよね。
しばらくは裏道を行く。国道54号線は極力避ける。
そうもいかない。国道54号線を避けてはその先に進まない。ざっと500メートルは国道を行きましょうか。
三次大橋の付け根で国道から離れる。県道64号線に入る。ずっとその道を行くわけじゃないよ。50メートルも進むと県道とも離れる。右折して山側の方に右折するのだよ。実は、登山でこの道は知っていて
このへんの集落が亀谷、通行止めの看板がある。今日は解除中となっているが、日曜日だから解除なのか、土木業者の都合で当面解除なのか、そこはどうなんだろうね。
振り返ると三次大橋がある。国道54号線は三次中心部を通っていた。粟屋を通ってバイパス化したのは最近なのだ。(昭和43年 1968年~昭和50年 1975年)その時、三次大橋、尾関大橋が新設された。
坂道が急なので自転車は押して登ることになる。亀谷の集落の最後の民家がこれなんだよ。
実はね、道を間違えた。セメント施工の道があった。これが工事中の道だと判断してそっちへ進んだ。家があってそこで道は途絶えていた。もう廃屋になっていた。しょうがない、引き返す。
廃屋へ行く道なんかを補修するなよ、間違うじゃないか、ブツブツ小言を言いながら下りて行く。分岐まで下りて、こっちへ進むのだな。
最後の民家の背後をジグザグに折り返し折り返して登って行く。
さっきの廃屋の上部に工事個所があった。道が抜けそうなのだ。下からブロックを積み上げて崩壊を防がなきゃならない。
セメント舗装の工事は、ここの工事でのブロックを持ち込む取付道に必要なんだね。あるいは、ブルドーザーなどの建設機材を持ち込むのにも必要なんだろうね。
この先も市道なのだが、林道と似たような風景で山の中を進んで行くのだ。
尾根をヘヤピンカーブで曲がって折り返すと、送電線の邪魔になるからと樹木が切り開きになっている。そこからは、登ってきた亀谷の道がよく見える。三次大橋、その向こうの三次市街地が見えている。
くたびれて道路に腰を下ろして休憩していると、ピッピッと自動車の警笛が鳴る。意外に交通が繁多なのだ。あちこちで出会って3台ほど道を譲った。
やっと民家が見えてきた。大平の集落なのだ。道路沿いに集会所らしき建物があって、前大平集会所と看板がある。
傾斜が緩んで、自転車を漕げるようになってきた。漕げるところは漕いで行こう。
中国自然歩道は瀬戸内海沿岸から岡山県境沿いに進んで三次の地は通らない。広島県自然歩道が三次を貫いている。その自然歩道を横断するのだ。
広島県自然歩道の標柱が立ててある。大平 三次と書いてある。自然歩道は舗装路を行かずに山の中の道を行くのだ。標柱の向こうに建物が見えている。後大平集会所なのだ。
舗装路があって、高北広域農道なのだ。この道は何度も自転車で通ったことがある。広域農道を横断して、斜面の北側に向かう。
民家が点在している。集落の最後の家が見えている。ここは何という集落ですか、と聞いたが、おじいさん、声を張ってくれないので声が届かない、ありがとうと去ることにする。
粟屋町は大字を採用していません。郵便番号も、全域が 728-0025 大字・小字の表記は無しで、三次市粟屋町XXX番地
集落の名前を知るのが困ります。
粟屋町づくり協議会の規約、第3条に、協議会は、次の常会をもって組織する、とあります。
ここに常会の名前が連なっています。常会と言えば、即ち、集落名です。
集落名はここからピックアップできます。
ここでの集落名、亀谷上、亀谷下、前大平、後大平は入っています。
http://www.pionet.ne.jp/~awaya/soshiki/kiyaku.html
最後に民家を過ぎると、むちゃくちゃ急な下り坂になる。こんな道だが、写真に真実を盛り込めない。ブレーキを必死に握り締めるのだよ。
対向車がいなくてラッキーだった。やっと北側の麓まで下りてきた。三江線の線路と並行して進む。踏切の線路は取り除いてある。他の線路は撤去費用が高い。置き去りにするしかないね。
県道112号線を進んでいるのだよ。旧粟屋駅は近い。旧粟屋駅のプラットホームの屋根の下で弁当を食べよう。おおむね昼食の時間なのだよ。
さて、あとは帰るだけ。
線路沿いに進んで、国道54号線には進まず、立体交差の道を進む。上は国道54号線、下は三江線の鉄道、それと里道が重なっているのだよ。
尾関山が見えている。もうサクラは散ってツツジが咲いている。
祝橋を渡って、市街地に入り、巴橋を渡って、堤防沿いの道を進む。まちづくりセンターが見えている。何かイベントがあったようで駐車場はいっぱいだ。
何のイベント? さぁ、何があったんだろうね。
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標高 |
隣との標高差 |
出発からの距離 |
隣との距離差 |
区間の勾配 |
まちづくりセンター |
150m |
|
0m |
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三次大橋北詰 |
165m |
15m |
2453m |
2453m |
15/2453=0.6% |
前大平 |
306m |
141m |
4859m |
2406m |
141/2406=5.9% |
高北広域農道 |
392m |
86m |
6506m |
1647m |
86/1647=5.2% |
旧粟屋駅 |
158m |
234m |
7991m |
3485m |
234/3485=6.7% |
まちづくりセンター |
150m |
8m |
14944m |
4953m |
8/4963=0.2% |
別ページ、轍のページに、断面図=プロフィールマップがあります。傾斜の凹凸はそっちのほうがより感覚的に理解できると思います。